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2006年10月 1日 (日)

養老孟司の「逆さメガネ」/養老孟司 ~問題意識・問題は意識~

本当の自分はそこにある。子供は自然である。情報は変わらない。自分は常に変わる。変わることが当たり前。忘れていないか。

当たり前のことが忘れられる。忘れるのは意識がそう強いている。養老先生はかく語る。彼の語りはこの書ではかなり平易。だからわかりやすい。わかりやすすぎて速く読み進んでしまうのが難点か。少し引っ掛かりがあるほうが立ち止まって考えやすい。読者の我侭を言えば。

この書は養老先生の教育論か都市論か。論より現実。現実を論に置き換えるのは意識のしわざ。理屈にあわないものは五万とあった。しかしあわない理屈は理屈でなく、そんなものはないものとしたい。そう意識は言っている。エポケー。判断停止。

考えろ。しかし考えるな。意識と無意識。どちらも人である。人はシステムである。システムはああなればこうならない。養老先生はそう言っているではないか。彼は哲学者であると思う。考え抜いているという意味で。

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