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2006年9月 9日 (土)

MOMENT/本多孝好 ~設定の違和感~

僕たちが生きている世界あるいは世界観との微妙なずれ、そのずれぐあいがうまく読者の心の窪みにはまると、この作家の魅力を感じるのかもしれない。その意味からは短編が彼のお薦め。長編ではまらないと長時間つらくなる。

この短編集なら3話目が僕の窪みとはまる。人により2話目、1話目、4話目となろう。だから僕は1話目や2話目の主人公には共感しないし、4話目の展開にはまったくリアリティを感じない。

設定の違和感、ずれぐあいを多くの人にあわせられるか、しかしあわせすぎたらずれではない、ずれがなければ本当に凡庸な単に文体がおしゃれなライターとなる。危うい。思うに「真夜中の五分前」は少し女性にあわせすぎたか。すぎ、ではなく狙いとおりか。ならば僕が読んだのが間違いか。

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